BLのデザイン

BL漫画の装丁を中心に、デザインを真面目に見ていくブログです。装丁やデザインについて勉強中。

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2015/02/18

スペインで見つけた装丁.1

以前スペインに行った時に購入した本を、いくつか紹介します。
(今回はBL関連の記事ではないです。またBLネタでも書きます!)
書籍、造本、装丁などにも興味がある方はよろしければお付き合いください。

スペイン旅行については、以前こちらに書きました。
建築とかについて主に書いています。

そんなに頻繁に海外に行く人ではないので、たくさんコレクションしているわけでも、
海外の書籍に詳しいわけでもないのですが、
その分新鮮な驚きや、日本の書籍との違いに気づくことは多かったです。
頻繁に海外に行く人にとってはあたりまえの情報ばかりだと思うので、
改めて書くのが恥ずかしいですが…。(未だによくわからない点も多いです。)



スペインに入ってからは色々、装丁の面白い書籍も購入してきたのですが、
まずはフランスの空港で購入したものについて書きます。
空港の売店で売っていたものなので、長時間の移動とか、乗り換えの時に読むんでしょうね。(日本でいう文庫本みたいな位置づけなのかな。)
以下紹介するものは空港の売店で購入しましたが、町中にある普通の書店でも多く取り扱っていました。
ちなみに売店はこのような感じです。
esp1-4.jpg



まず、最初に購入したもの。
kaigai1-2_20150218025954cc7.jpg
Amazonの該当ページ

『LONE WOLF』
JODI PICOULT(著)
ペーパーバック版出版社:Hodder & Stoughton(イギリスの出版社)
発行日:21 Nov. 2013
言語:英語
メディア形態:印刷(ペーパーバック)
大きさ:13 x 3.1 x 19.7 cm
価格:£6.99


この作品はAtria Books(アメリカの出版社)が初出で、ニューヨークタイムズのベストセラーリストにも載ったそうです。
だから色んな国で色んな形態で発行されているのでしょうね。
著者のJODI PICOULTさんは『私の中のあなた(原題:My Sister's Keeper)』の作者として有名な方だと思います。

『私の中のあなた』は映画化されたり、日本語にも翻訳されて出版されています。
キャメロン・ディアスと、子役(だった頃)のアビゲイル・ブレスリンが出てる映画です。
この映画はすごく流行ってたので私も見ました。


jodi1-1.jpg
キレイな表紙だな〜とは思うんですけど、それはそれとして、
『JODI PICOULT』が著者名で、『LONE WOLF』が作品名だということに驚きました。
書籍の表紙の文字サイズは、作品名>著者名だと長年の習慣で思っていたので。
読めば人物名か作品名かくらいわかるでしょ?って感じかもしれないけど、自分は本当に英語できないので、しばらく「JODI PICOULTっていう本か〜。へ〜。」って思っていました。本当に。
じゃあ海外の書籍のレイアウトは著者名>作品名が主流なのか、というと必ずしもそうではないから余計に「何で?」って思います。
○○(作者)による■■(作品)っていう意識が強いのか、あまりにも人気作家だからかとか、色々想像はしているのですが、ぶっちゃけ今でも「何で?」って思ってるので、詳しい方いたら教えてください!!
これを見て、村上春樹とかタイトルより作家名大きくした方が売れそうとか思ったり。

kaigai1-3_201502180358349d9.jpg
奥付によると、ハードカバー版も同時期に発行されているようですが、
私が購入したのはソフトカバー(並製本)でカバーはなく、
いわゆるペーパーバックといわれるものです。
本文は藁半紙です。藁半紙なので厚みはありますが、とても軽いです。
(黄味があるので本文の紙としてはちょっと主張が強いように感じますが、多分読んでると慣れる思う。)

ペーパーバックと聞いて、私が一番に思い浮かべるのはコンビニに売ってる漫画です。
コンビニコミックとか廉価版コミックスと呼ばれているそうです。
(詳しくはWikipedia参照。)
コンビニコミックには「なんか安っぽくてダサい」というイメージを持っていました。
ダサいと言うか、ごちゃごちゃしてる印象があります。
帯が無く、煽りやあらすじが表紙にレイアウトされているので、通常の文庫本やコミックスより表紙の情報量が多いです。

左がコンビニコミック版『ハチミツとクローバーvol.1』
右がコミックス版『ハチミツとクローバー(1)』です。どうでしょう。

コンビニコミックは元々「コンビニで弁当と飲み物と一緒に買っても1000円に収まる価格帯」という設定で1999年7月から始まったそうです。
電子書籍が普及し始めて、いつでも手軽に書籍が購入できるようになったり、単行本を扱うコンビニが増えたりして、コンビニコミックへの需要は変化しているのではないかと思いますが、
この最初の設定は人間味を感じて好きです。
コンビニコミックは「安っぽい」じゃなくて実際に安いので、価格帯に適したデザインだと思っています。
コンビニで取り扱ってる書籍の変遷とか調べたら面白そうだな。

上記のような潜在意識があるので、この『LONE WOLF』を見た時
「え〜ペーパーバックなに全然ダサくないじゃん!」って驚きました。
この書籍には4C+エンボス加工が施されています。
kaigai1-4_201502180427522a1.jpg
ペーパーバックの書籍にエンボス加工!?安くしたいのかそうじゃないのかわからない!
6.99£なので、1300円くらいですかね。私は空港で買ったので11.70€(1500円くらい)で買いました。
ハードカバーが£18.14(3300円くらい)なので、それと比べたら断然安いですね。
日本人の感覚だと文庫本に1000円以上するのは高い気がしますが、
英国で中村春菊先生の『純情ロマンチカ(英語版)』を買おうとしたら£7.01なので、そこは物価の違いですね。

ペーパーバックの書籍が想像以上にあふれていました。
というか、日本が特別カバー有り製本が多いのかも。
製造流通の関係でたまたまどちらかのスタイルが定着したのか、好みなのかわかりませんが。
日本ではどんなに薄い文庫本でもカバーがあるのが当たり前で、それはそれで不思議なことなのかも。

コミックスも、ソフトカバー(並製本)+カバーが主流です。
なので、ペーパーバックのような製本が、表現として魅力的に見えたりします。
以前紹介した、雨隠ギド先生の『犬とツバメ』も並製本のカバー無しです。
見慣れていない私には、珍しくて特別なものに見えました。
手軽で安価という以上に、ペーパーバックの印刷表現は奥深いみたいです。



以下、同じように空港の売店で買った本を紹介します。
どちらもペーパーバックの書籍で、レイアウトなど、最初に紹介した『LONE WOLF』と似ている部分が多いのでその辺は省略します。

john1-1.jpg
(Amazonの該当ページ)

『the associate』
john grisham(著)
出版社:Arrow Books
発行日:5 Nov. 2009
言語:英語
メディア形態:印刷(ペーパーバック)
大きさ:12.9 x 3 x 19.8 cm
価格:£5.99


この作品はザック・エフロン主演で映画化する予定らしいです。
日本でも上映されたらいいな〜。
著者のjohn grishamさんはリーガル・サスペンスを得意とする作家さんだそうです。
『評決のとき』や『依頼人』など映画化して日本でも公開されたものもあるみたいなので、観たいなと思っています。

4C+箔押し(銀)+エンボスだと思います。あと+マットニスのような部分があります。
どうして表紙にスパイダーマンみたいな人がいるのかは、読んでないのでわかりません。



pdjames1-1.jpg
(Amazon該当ページ)

『Death Comes to Pemberley』
P.D. JAMES(著)
出版社:Faber & Faber
発行日:1 juillet 2012
言語:英語
メディア形態:印刷(ペーパーバック)
大きさ:19.6 x 12.6 x 2.4 cm
価格:£6.99


3色+マットPP+光沢ニス+エンボスだと思う。
表2に印刷があるのに表1にエンボス加工してるの珍しい気がする。
pdjames1-2.jpg



パパッと表紙だけ見て気に入ったものを選んで買ってきましたが、
結構どれもおもしろそう〜。やっぱり装丁買いには根拠はあるのかな。
いよいよ奥付訳すだけで気が狂いそうになる語学力なのが悲しいです。
でも、いつか読みたいな。いつか…。



これは空港で手に入れた新聞です。
sinbun1.jpg
結構しっかりした新聞に見えますが、これはフリーペーパーです。
もちろんちゃんと売ってる新聞もたくさんあります。
読めたら違いがわかるのだと思いますが、正直全然違いがわからない。
空港では、こういう無料で配布されている新聞もたくさんありました。



ここまで読んで下さった方、ありがとうございました。
今回はちょっと地味目な記事になりましたが、
次からは面白い装丁の書籍などを紹介していきたいです。
装丁や書籍のデザインに興味がある方、引き続きよろしくお願いします。

あ、海外の書籍やブックデザインに興味がある方は、
今、印刷博物館で『世界のブックデザイン』という展示をやっているので、オススメです。
2月22日(日)までです。東京近郊にお住まいの方はぜひ!
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カジワラ

Author:カジワラ
BL漫画のファンです。素敵な装丁の漫画を手に取るとたまらない気持ちになります。
勉強もかねて、BLのことや、装丁、デザイン、書籍周辺などについて、書いていこうと思います。

ご連絡はこちら。
blgasuki★gmail.com
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